鳥居 清国(とりい きよくに、天保7年(1836年[1])-安政2年(1855年)1月28日)は、江戸時代末期の浮世絵師。
来歴
鳥居清峰の門人。姓は鳥居氏。俗称は和三郎。天保7年に清峰の次男として生まれる。作画期は嘉永・安政年間。享年20。若干の錦絵を描いているが夭折した。法名は春英院能種信士。菩提寺は台東区浅草の法成寺。
作品
- 「けいやうづくし」 大判3枚組 錦絵 ※個人所蔵[2]。
- 「江戸の花名勝会 う 六番組 牛込」 大判 ※三代目歌川豊国、二代目鳥居清春と合作(清国は左下部に赤城明神神楽を描いている。「鳥居清国画」の落款)
出典
- ^ 『浮世絵師伝』31頁。
- ^ 太田記念美術館による「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」展(2023年)に出品。
参考文献
- 山本塵山編 『浮世絵備考』 東陽堂 1898年
- 井上和雄 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※31頁
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』第2巻 大修館書店、1982年 ※114頁