豆乳鍋

白菜・水菜などが入った豆乳鍋

豆乳鍋(とうにゅうなべ)は、豆乳ダシをベースに作られた日本の鍋料理である。

概要

豆乳鍋は、豆乳とダシを合わせ、調味したスープの中で肉や魚、野菜を煮ながら食べるものとされる。 相性の良い具材が多く、豆乳が苦手な人もダシと合わせて鍋料理とすることでミルキィーな味わいを楽しめ、 残ったスープに入れるうどんや雑炊の締めも楽しみのひとつである。

薬味には柚子胡椒ラー油、すり白ごま、刻みネギなどが用いられる。

ブーム

2000年以降豆乳の需要が増え、豆乳ブームとともに健康志向から人気に火がついたのをきっかけに[1]、女性中心に支持を集め人気鍋として定着した[2]

さらに近年では豆乳鍋は進化し、「ごま豆乳鍋」「豆乳坦々鍋」など、バリエーション豊かになってきている。

材料の一例

  • 鮭・鶏肉・豚肉
  • 白菜
  • えのき
  • 水菜
  • ツナ缶
  • みそ
  • にんじん
  • 豆腐
  • 油揚げ
  • ラー油 

分離を防ぐためには

豆乳鍋を作る際注意しなければいけないことは分離である(固まってしまい食感が悪くなってしまう)。分離の原因として豆乳に含まれるタンパク質の熱変性による凝固、酸による凝固が挙げられる[3]

豆乳を水より多くすることで分離しにくくなる(目安は水2:3豆乳)。

分離を防ぐために強く煮立てない、最後に豆乳を入れるという方法もある[3]

関連項目

脚注

  1. ^ “「ごま豆乳鍋」の人気が再燃!?”. 日経BP社 (2010年1月15日). 2016年11月10日閲覧。
  2. ^ “<鍋料理に関する意識調査> 家族でも“ひとり鍋”でも重宝する、 手軽でおいしい「鍋の素」が浸透”. 読売新聞. (2016年10月21日). https://web.archive.org/web/20161110113903/http://www.yomiuri.co.jp/adv/life/release/detail/00033918.html 2016年11月10日閲覧。 
  3. ^ a b “豆乳を加熱すると分離するのはなぜ?”. 食育大事典. 2016年11月10日閲覧。

外部リンク

  • 豆乳鍋マップ