聖アンデレ教会
この項目では、東京都港区にある教会について説明しています。その他の教会名・土地名などについてはについては「聖アンデレ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
座標: 北緯35度39分36秒 東経139度44分37秒 / 北緯35.660064度 東経139.743567度 / 35.660064; 139.743567 聖アンデレ教会(せいアンデレきょうかい、英語:St. Andrew's Cathedral, Tokyo)は、日本聖公会東京教区の主教座聖堂で、集会は1879年に始まり、現在の建物は1995年(平成7年)に建て替えたもの。
東京教区
東京は、横浜と大阪と並んで、聖公会の日本への宣教が禁教令廃止後に初めて行われた伝統的なところである。英国聖公会の英国聖公会宣教協会(CMS)、イギリス海外福音伝道会(SPD)、米国聖公会、後にカナダ聖公会の4つの団体で行われて、1887年に日本聖公会が設立されて大いに発展して、聖アンデレ教会は東京教区の主教座聖堂になっている[1]。
東京教区には34の聖公会教会があり[2]、区部は北の葛飾区葛飾茨十字教会[3]から南の大田区大森聖アグネス教会[4]まで、東の江東区聖救主教会[5]から西の世田谷区聖愛教会[6]まで広がっている。
多摩地区には八王子復活教会[7]、町田市の真光教会[8]などがあり、島嶼部では小笠原村小笠原聖ジョージ教会[9]がある。
東京教区主教は、現在(フランシスコ・ザビエル)髙橋宏幸主教である[10]。
聖アンデレ教会
歴史
聖アンデレ教会は、1879年にイギリス海外福音伝道会の宣教師、カナダ人のアレクサンダー・クロフト・ショーが、福沢諭吉の援助を受け、芝公園の地に最初の教会堂を献堂したことに始まる。[11]ショーの祖先はスコットランドの有名家族で、聖アンデレはスコットランドの守護聖人である。
初代聖堂は、1878年、工部省雇い建築家チャールズ・アルフレッド・シャストール・ド・ボアンヴィルによって設計され[12]、1879年に完成した[13]。その後、ジョサイヤ・コンドルによって増築設計が行われた。
所在地
聖オルバン教会
聖オルバン教会は聖アンデレ教会の隣りにある英語集会で[14][15]、日本聖公会にある3つの英語集会の一つである。他の2英語集会は、横浜山手聖公会と神戸聖ミカエル教会にあり、両集会は「ミッション・トゥー・シーフェアラーズ」と関係している。 )
聖オルバン教会はブリテン島宣教中の殉教者聖オルバンから名付けられ、1876年から現在の住所(東京都港区芝公園3-6-25)で英語集会が始まり、現在の建物はアントニン・レーモンド設計で、1956年に建設。当教会堂では、他のキリスト教集会(現在はウクライナ正教会東京集会[16])が行われることもある。
なお、聖公会の英語礼拝は、ここ東京(聖オルバン教会)、札幌(札幌キリスト教会)、横浜(Yokohama Christ Church)、大阪(大阪聖パウロ教会[17])、神戸(神戸聖ミカエル教会)で毎週または毎月行われている。
脚注
- ^ 東京教区 草創期のあゆみ(日本聖公会東京教区)
- ^ 教会・礼拝堂(日本聖公会東京教区)
- ^ 葛飾茨十字教会
- ^ 大森聖アグネス教会
- ^ 聖救主教会
- ^ 聖愛教会
- ^ 八王子復活教会
- ^ 真光教会
- ^ 小笠原聖ジョージ教会
- ^ 主教メッセージ
- ^ Powles, Cyril Hamilton (1968). Victorian Missionaries in Meiji Japan: The Shiba Sect (1873-1900). University of British Columbia. pp. 380
- ^ 父親がキングストン・アポン・テムズで聖公会牧師をしていた.
- ^ 宍戸實、芝アンドレ教会初代聖堂の設計、日本聖公会の建築研究嘉悦女子短期大学研究論集、第28巻第1号、通巻47号.
- ^ St. Alban's Church Official Site
- ^ 聖オルバン教会(日本聖公会)
- ^ ウクライナ正教会(東京)
- ^ English Worship (Diocese of Osaka, Nippon Sei Ko Kai)
外部リンク
- 聖アンデレ主教座聖堂 日本聖公会東京教区