東郷たまみ
東郷 たまみ(とうごう たまみ、1939年4月3日[1] - 2016年5月)は、日本の洋画家、歌手。二科会絵画部会員[2]。
経歴
1939年に画家・東郷青児の長女として生まれる。立教女学院に在学[3]。
1956年には、画家として二科展に初入選する一方で、歌手としてもデビューを果たし、ソロでジャズを歌い、朝丘雪路、水谷良重とトリオ「七光り三人娘」[4]を組んでステージに立つこともあった。1958年の第9回NHK紅白歌合戦では、水谷良重、沢たまきとのトリオで「アレキサンダーズ・ラグタイム・バンド」を歌っており、この時の音声が現存している。
1960年、勉学に専念するため、絵と歌を中断し、単身渡米しカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に留学する。
3年間の留学後、画家としての活動を再開。1970年に二科展金賞を受賞し、翌年には二科会会員に推挙された[5]。1975年の第60回展の内閣総理大臣賞受賞や、サロン・ドートンヌ、リスボン美術展、レバノン美術展等への招待出品、日本橋三越での26年連続個展開催(1978年 - )など、画家として活躍の場を広げた。近年は、スペインやギリシャを題材にした作品を描き、女性像と共に好評を得ていた[6]。墓所は雑司ヶ谷霊園。
映画出演
- 歌くらべ三羽烏(1955年、日活)[7]
- 陽気な天国(1955年、日活)[7]
- 多羅尾伴内 戦慄の七仮面(1956年)[7]
- ジャズ娘誕生(1957年)[7]
- 煙突娘(1958年、松竹)[7]
代表曲
NHK紅白歌合戦出場歴
年度/放送回 | 曲目 | 対戦相手 | 備考 |
---|---|---|---|
1958年(昭和33年)/第9回 | アレキサンダーズ・ラグタイム・バンド | ダークダックス | ヴォーカル・トリオとして、水谷良重、沢たまきと共唱。 |
脚注
[脚注の使い方]