曽畑式土器(そばたしきどき)とは熊本県宇土市の曽畑貝塚からはじめて出土した土器である。縄文時代前期(鬼界カルデラ大噴火後)の標式土器であり、九州や沖縄から見つかっている。朝鮮半島の櫛目文土器とは表面の模様のみならず、粘土に滑石を混ぜるという点も共通している。
参考
- コトバンク 曽畑貝塚
- 水ノ江和同「曽畑式土器の出現--東アジアにおける先史時代の交流」古代学研究 (117), p13-38, 1988-07
- 山崎真治「曽畑式土器の終焉--有明海北岸部の事例分析から見た九州縄文前期末土器群の様相」古文化談叢 57, 1-38, 2007-08