佐久間線

佐久間線
阿蔵川橋梁
阿蔵川橋梁
基本情報
日本の旗 日本
所在地 静岡県長野県
起点 遠江二俣駅
終点 中部天竜駅
開業 未開業
運営者 日本国有鉄道
路線諸元
路線距離 約35 km
軌間 1,067 mm (狭軌)
線路数 単線
電化方式 非電化
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停車場・施設・接続路線 
凡例
STRq eABZq+l BHFq
0.000 天竜二俣駅 二俣線
exTUNNEL1
白山トンネル 364.0 m
exTUNNEL2
WASSERq exWBRÜCKE1 WASSERq
阿蔵川橋梁 阿蔵川
exTUNNEL1
山王トンネル 545.0 m
WASSERq exhKRZWae WASSERq
八幡橋梁 二俣川
exBHF
2.380 山東駅
exTUNNEL2
exTUNNEL2 WASSER+l
天竜川
exSTR WRESVGe
船明ダム
exBHF WASSER
4.350 船明駅
exTUNNEL1 WASSER
船明トンネル 918.3 m
WASSER+l exhKRZWae WASSERr
天竜川第1橋梁
WASSERl exhKRZWae WASSER+r
天竜川第2橋梁
exBHF WASSER
6.690 相津駅
WASSERq exWBRÜCKE1 WABZg+r
河内川橋梁 河内川
extSTRa@g WASSER
相津トンネル 1905.0 m
extSTRe@f WASSER
exTUNNEL1 WASSER
谷山トンネル 943.0 m
WASSER+l exhKRZWae WASSERr
天竜川
WASSER exBHF
10.780 天竜横山駅
WASSER extSTRa@g
峯山トンネル 2470.0 m
WASSER extSTRe@f
(13.4) ↑認可区間/↓未認可区間
竜山駅
峰之沢駅
山香駅
STRq
BHFq
中部天竜駅 飯田線

出典:
『所管工事の概要』[1]
『鉄道未成線を歩く 国鉄編』[2]
『第8回技術研究会記録』[3]

佐久間線(さくません)は、静岡県遠州地方長野県伊那地方を結ぶ路線として計画された鉄道路線である。

概要

1922年制定の改正鉄道敷設法別表第60号に記載された「長野県辰野ヨリ飯田ヲ経テ静岡県浜松ニ至ル鉄道 及飯田ヨリ分岐シテ三留野ニ至ル鉄道」のうちの前半部分の南側に相当する(北側は飯田線として完成)。

国鉄二俣線・遠江二俣駅(現・天竜二俣駅)から飯田線・中部天竜駅までの約30kmの路線(橋梁20カ所、トンネル14カ所)として開通する予定で、1967年(昭和42年)7月12日に総工費81億円の予定で建設を開始したが、1980年(昭和55年)約13kmの区間で工事が進められ、路盤が約50%完成したところで、国鉄再建法により工事が凍結、工事そのものが中止された。第三セクター鉄道で開業させようといった動きもなく、工事が再開されることはなかった。遠江二俣 - 遠江横山間には、築堤やトンネル・橋梁などが、現在も所々残っている。未完成のまま放置されたトンネルの内幾つかは民間に払い下げられ、椎茸栽培やワインセラーなどに転用するなどして活用されている[4]

歴史

設置予定駅

遠江二俣駅(現・天竜二俣駅) - 山東(やまひがし)駅 - 船明(ふなぎら)駅 - 相津(そうづ)駅 - 遠江横山(とおとうみよこやま)駅 - 竜山駅[3] - 峰之沢駅[3] - 山香駅[3] - 中部天竜駅

ギャラリー

  • 二俣川架橋予定地
    二俣川架橋予定地
  • 建設されたトンネル(現在はワインセラーとして使用されている)
    建設されたトンネル(現在はワインセラーとして使用されている)

脚注

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  1. ^ 日本鉄道建設公団名古屋支社『所管工事の概要』日本鉄道建設公団名古屋支社、1970年、11-12頁。 
  2. ^ 森口誠之『鉄道未成線を歩く 国鉄編』JTBパブリッシング、2002年、82-86頁。ISBN 978-4533042089。 
  3. ^ a b c d 日本鉄道建設公団『第8回技術研究会記録』、1972年、314頁。
  4. ^ 幻の鉄道・佐久間線のトンネルを利用したワインセラー - 浜松市

参考文献

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、佐久間線に関連するカテゴリがあります。
  • 佐久間線(未成線): 未来鉄道データベース
  • 24年前の国鉄佐久間線(2012年1月26日)|活動ブログ - 狩勝高原エコトロッコ鉄道