中谷貝塚

中谷貝塚(なかのたにかいづか)は、兵庫県豊岡市中谷にある縄文時代貝塚遺跡。但馬地方を代表する貝塚の一つで、県の史跡に指定されている。

座標:

中谷貝塚の位置(兵庫県内)
中谷貝塚
中谷貝塚


概要

1913年(大正2年)に発見された縄文時代中期から晩期(約5000 - 2500年前)の貝塚である。豊岡盆地の東部、但馬地方を北流して日本海に注ぐ円山川の東500m、海岸からは十数Kmに位置している。

5 - 80cmの厚さに堆積した貝層に淡水性貝類のヤマトシジミを中心に、ハマグリアサリ、マガキなどの海水性貝類のほか、クロダイなどの海水魚類、ニホンジカイノシシなどの狩猟獣や土器なども出土している。ヤマトシジミは淡水海水が交じり合う汽水域に生息することから、この頃の豊岡盆地が汽水域の入り江であったことが分かる。

なお、出土品(貝層もぎ取り標本)が同市神美地区にある豊岡市出土文化財管理センターに展示されている。

所在地

  • 兵庫県豊岡市中谷

参考文献

  • 『広報とよおか - 第129号』、「歴史探訪、文化財を巡る14」、2010年8月

関連項目

外部リンク

  • 豊岡市出土文化財管理センター
分野
年代
地域
  • アフリカ考古学(英語版)
  • 南北アメリカ大陸の考古学(英語版)
  • アジアの考古学
  • 中国考古学
  • オーストラリアの考古学(英語版)
  • エジプト学
  • アッシリア学
  • 中東考古学(英語版)
  • ヌビア学(英語版)
手法
主題
理論
欧米
  • プロセス考古学(英語版)
関連分野
研究方法
考古資料
遺跡の保護と活用
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