ルーはノンと言わなかった

ルーはノンと言わなかった
Lou n'a pas dit non
監督 アンヌ=マリー・ミエヴィル
脚本 アンヌ=マリー・ミエヴィル
製作 カナル・プリュス
ペリフェリア
ラジオ・テレヴィジオン・スイス・ロマンド
サラ・フィルム
ヴェガ・フィルム
スイス連邦内務省(DFI)
製作総指揮 ジャン=リュック・ゴダール
アラン・サルド
出演者 マリー・ビュネル
マニュエル・ブラン
音楽 フレデリック・ショパン
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
セルジュ・ウパン
キース・ジャレット
グスタフ・マーラー
アルヴォ・ペルト
ジョアキーノ・ロッシーニ
撮影 ジャン=ポール・ロザ・ダ・コスタ
編集 アンヌ=マリー・ミエヴィル
配給 フランスの旗 レ・フィルム・デュ・ローザンジュ
公開 フランスの旗 1994年12月21日
上映時間 70分[1]
製作国 フランスの旗 フランス
スイスの旗 スイス
言語 フランス語
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ルーはノンと言わなかった』( - いわなかった、仏語:Lou n'a pas dit non)は、1994年(平成6年)製作・公開、アンヌ=マリー・ミエヴィル監督によるフランススイス合作の長篇劇映画である。

略歴・概要

ヌーヴェルヴァーグの映画作家ジャン=リュック・ゴダールのパートナーであり、ゴダールとのハウスプロダクションであるペリフェリア代表をつとめる、アンヌ=マリー・ミエヴィル単独監督による長編劇映画第2作である。本作では、ゴダールはプロデューサーサイドに立った。

本作は、ルー・アンドレアス・ザロメライナー・マリア・リルケの往復書簡から想を得たものである。マリー・ビュネルが演じるルーは、若い短篇映画作家で、ルーヴル美術館に所蔵されるヴィーナスマルスの像についての映画を撮影する設定になっている。

1994年(平成6年)、ロカルノ国際映画祭金豹賞にノミネートされてコンペティション上映され、同年、ベルフォール国際映画祭ではグランプリを受賞した。

スタッフ・作品データ

キャスト

ルーヴルのヴィーナスとマルス像
リルケの墓
  • マリー・ビュネル - ルー
  • マニュエル・ブラン - ピエール
  • カロリーヌ・ミクラ - イザベル
  • ジェヌヴィエーヴ・パスキエ - シュザンヌ
  • メティルド・ヴェイェルガンス - フロランス
アルファベット順
  • ジャン=フランソワ・バルメール - 声の出演
  • ヴィルフレッド・ブナイシュ - フランソワ・パスキエ
  • ハリー・クリーヴン - テオ
  • ヴァレリアーヌ・ド・ヴィルヌーヴ - 秘書
  • ダニエル・エミルフォルク - 声の出演
  • ジェローム・アルドレー
  • フィリップ・コルサン - 声の出演
  • セルジュ・レンコ - ゴールデン・ボーイ

ストーリー

ルー(マリー・ビュネル)とピエール(マニュエル・ブラン)は別れることになる。ピエールは、ほかの女性と結婚しなければならないからで、あきらめざるを得ないのだ。

ルーは、ルーヴル美術館に展示されているヴィーナスマルスの像についての短篇映画を準備している。

ルーとピエールはある夜に再会し、モダンバレエを鑑賞に行くが口論になり、劇場を出て、リルケの墓を観るためにスイスのヴァレー州ラローニュの墓所までクルマを飛ばした。

ピエールは女性に切れ目がない。ルーは、ピエールが嫌っている美術館の管理人のテオ(ハリー・クリーヴン)と去っていった。ルーは、電話相談の仕事を自宅でしている。

ルーは短篇映画を完成し、ついに上映する。

関連書籍

  • Rainer Maria Rilke, Lou Andreas-Salome, Rainer Maria Rilke And Lou Andreas-salome: The Correspondence, W W Norton & Co Inc, 2006 ISBN 0393049760

  1. ^ a b コリン・マッケイブ『ゴダール伝』、堀潤之訳、みすず書房2007年6月9日 ISBN 4622072599, p.374.

外部リンク

  • Lou n'a pas dit non - BiFi(フランス語)
  • Lou n'a pas dit non - IMDb(英語)
ジャン=リュック
・ゴダール
との共同監督作
単独監督作
スチル写真
脚本
美術
経営する製作会社
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
共同監督
プロデューサー
製作会社
関連事項
監督作品以外の
おもなジャン=
リュック・ゴダール
出演作品