ユニカール
ユニカール(unicurl)は、専用カーペットの上でプラスチック製のストーンを滑らせるスポーツで、スウェーデン、ノルウェー、デンマークなどの北欧諸国や日本で競技が行われている。
歴史
オフシーズンでも楽しめるように、氷上ではなくカーペットの上でできるカーリングとして、1979年にスウェーデン、ヨーテボリ出身のカール=オーケ・アールクビスト(Carl-Åke Ahlqvist)[1]によって考案された。「ユニバーサル・カーリング」(みんなのカーリング)を略してユニカールと名付けられている。
日本には1980年代に紹介され、日本ユニカール協会を中心に高齢者や障害者も気軽に楽しめるニュースポーツとして普及活動が進められている[2]。全国スポーツ・レクリエーション祭では青森大会(青森市、2007年)[3]、滋賀大会(木之本町、2008年)[4]にフリー参加種目として実施されたほか、富山大会(舟橋村、2010年)[5]でも予定されている。2007年の秋田わか杉国体では大館市でデモンストレーション種目としてユニカールが行われた[6]。
ルール
1チーム3人の2チーム、3対3で対戦する。スタートラインから取っ手のついた専用のストーンを滑らせ、サークルの中心に近づけることを目指す。相手チームのストーンに自チームのストーンをぶつけてサークル外へはじきとばすなどして、ゲーム終了時により多くのストーンが3重円のサークル中央近くにあるチームが勝ちとなる。
脚注
- ^ ユニホック(日本ではユニバーサルホッケーと統合されネオホッケーと称される)の考案者としても知られる。そのためかかつて存在した日本ユニホック協会の事務局は日本ユニカール協会と同住所に置かれていた。
- ^ “スポーツを楽しむ”. 朗(老)年最前線. 読売新聞 (2006年8月1日). 2009年6月6日閲覧。
- ^ 青森県教育委員会. “フリー参加種目”. スポレクあおもり2007. 2009年6月7日閲覧。
- ^ 滋賀県庁. “開催種目一覧”. 第21回全国スポーツ・レクリエーション祭 スポレク滋賀2008. 2009年6月7日閲覧。
- ^ 富山県教育委員会. “第23回全国スポーツ・レクリエーション祭 種目別大会会場地” (PDF). 2009年6月7日閲覧。
- ^ 秋田わか杉国体大館市実行委員会. “デモスポ行事”. 2009年6月7日閲覧。
参考文献
- 清水良・紺野晃編『ニュースポーツ百科』大修館書店、1995年 pp. 170 - 173. ISBN 978-4469263183
- 北川勇人・(財)日本レクリエーション協会共編著『改訂ニュースポーツ事典』遊戯社、2000年 pp. 272 - 282. ISBN 978-4896596243
- 野々宮徹『ニュースポーツ用語事典』遊戯社、2000年 pp. 186 - 187. ISBN 978-4896596250
関連項目
外部リンク
- Carl-Åke Ahlqvist AB(スウェーデン語・英語)
- 日本ユニカール協会
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