ヤマドリ属
ヤマドリ属 | ||||||||||||||||||||||||
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オナガキジ Syrmaticus reevesii | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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種 | ||||||||||||||||||||||||
ヤマドリ属(ヤマドリぞく、Syrmaticus)は、鳥綱キジ目キジ科に属する属。
分布
インド北部、タイ、台湾、中華人民共和国、日本(本州、四国、九州)、ミャンマー
形態
最大種はオナガキジで、全長オス210cm、メス75-76cm。翼長オス27.5-30cm、メス23.5-25cm。体重オス1.5kg、メス0.9kg。メスよりもオスのほうが大型になる。尾羽は長く、枚数は16-20枚。
オスは尾羽が非常に長い。属名Syrmaticusはギリシャ語で「裾が長い衣、ローブ」を指すsurmatusに由来すると考えられ、オスの尾羽に由来する。眼の周囲には羽毛がなく、赤い皮膚が露出する。メスはオスよりも尾羽が短く、皮膚の露出部が小型か皮膚が露出しない。
分類
キジ科内ではキジ属に近縁と考えられている。
- Syrmaticus ellioti カラヤマドリ Elliot's pheasant
- Syrmaticus humiae ビルマカラヤマドリ Hume's pheasant
- Syrmaticus mikado ミカドキジ Mikado pheasant
- Syrmaticus reevesii オナガキジ Reeves's pheasant
- Syrmaticus soemmerringii ヤマドリ Copper pheasant
生態
山地や高山帯にある森林などに生息する。
繁殖形態は卵生。木の根元や茂みの中などで、卵を産む。
人間との関係
開発による生息地の破壊、羽毛用や剥製用の乱獲などにより生息数は減少している種もいる。
画像
- カラヤマドリ
S. ellioti - ビルマカラヤマドリ
S. humiae - ミカドキジ
S. mikado - ヤマドリ
S. soemmerringii
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、ヤマドリ属に関連するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズにヤマドリ属に関する情報があります。
参考文献
- 安部直哉 『山渓名前図鑑 野鳥の名前』、山と渓谷社、2008年、330-331頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社、2000年、87、190頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社、2000年、87、190頁。
- 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、111-114、177頁。
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