フマル酸レダクターゼ

フマル酸レダクターゼ(fumarate reductase, FRD)は、フマル酸からコハク酸への還元を触媒する酵素である。これはコハク酸デヒドロゲナーゼが触媒する反応の逆反応であるが、生理的条件では異なる酵素が触媒している。フマル酸還元酵素とも。

電子供与体に基づき以下の表のように分類されており、これらは四次構造や細胞内局在が異なっている。いずれも補因子としてFADを結合するフラボタンパク質である。

記事名 EC番号 電子供与体 四次構造 細胞内局在
フマル酸レダクターゼ (NADH) 1.3.1.6 NADH 単量体 細胞質
フマル酸レダクターゼ (補酵素M/補酵素B) 1.3.4.1 補酵素M,補酵素B ヘテロ2量体 細胞質
フマル酸レダクターゼ (キノール) 1.3.5.4 キノール ヘテロ4量体 ミトコンドリア内膜真核生物
細胞膜原核生物
曖昧さ回避のアイコン
このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。