バランチジウム症

大腸バランチジウムの栄養体
糞便試料上の大腸バランチジウム。繊毛に囲まれている。

バランチジウム症(ばらんちじうむしょう、英:balantidiosis)とは繊毛虫の一種である大腸バランチジウム(Balantidium coli)寄生を原因とする寄生虫病。大腸バランチジウムはブタヒトサルイヌ齧歯類に寄生する。寄生はシストの経口摂取により成立し、腸管上部で脱シストして栄養体となり、大腸内で分裂増殖する。成豚では不顕性感染が多く、幼豚では下痢赤痢貧血を示す。ヒトでは下痢、赤痢、貧血を、イヌでは下痢、赤痢、腹痛、食欲不振、抑鬱、脱水を示す。診断は糞便検査でシストを検出することによる。治療にはメトロニダゾールの経口投与が有効。

参考文献

  • 今井壯一ほか編 『最新家畜寄生虫病学』 朝倉書店 2007年 ISBN 4254460279
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