バイコニカル・アンテナ
バイコニカル・アンテナ(英語: biconical antenna)は連続的に自己相似となる形状をしていて、2つの円錐からなるアンテナである。
原理
バイコニカル・アンテナの中心軸を 軸とし、 軸に対する円錐の開き角をとすると、無限長バイコニカル・アンテナの入力インピーダンス[Ω]は次式で表される。
この式から明らかなように、無限長バイコニカル・アンテナの入力インピーダンスは周波数に関係なく、円錐の開き角のみで決定される。つまり、無限長バイコニカル・アンテナは定インピーダンス特性を有している。
実際のバイコニカル・アンテナ
実際には無限長のバイコニカル・アンテナを作ることはできないので、使用に適した長さの有限長バイコニカル・アンテナが作られる。理論上は円錐の板状アンテナだが、十分な本数の金属棒で近似して製作される場合もある。
関連項目
- ダイポール・アンテナ
- ディスコーン・アンテナ
- スーパーターンスタイルアンテナ(バイコニカルアンテナの二次元型、別名ボウタイ・アンテナ(en:Bow-tie antenna))