チンギス・アラゾフ

チンギス・アラゾフ
基本情報
本名 チンギス・アラゾフ
通称 欧州の覇王
階級 スーパーウェルター級K-1
フェザー級ONE
身長 181cm
体重 70kg
国籍  ベラルーシ
誕生日 (1993-06-10) 1993年6月10日(31歳)
出身地 ガルダバニ
スタイル キックボクシングムエタイ
プロキックボクシング戦績
総試合数 66
勝ち 61
KO勝ち 35
敗け 5
無効試合 1
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チンギス・アラゾフChingiz Allazov1993年6月10日 - )は、ベラルーシ男性キックボクサー。ガルダバニ出身。Gridin gym所属。現ONEキックボクシング世界フェザー級王者。第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者。

来歴

2012年3月24日、Oktagon 2012でボーウィー・ソー・ウドムソンと対戦しKO勝ち。

2013年4月20日、Glory 7でマラット・グレゴリアンと対戦しノーコンテスト。

2013年12月14日、Victoryでマラット・グレゴリアンと対戦し判定負け。

2014年1月25日、Thai Boxe Maniaでシッティチャイ・シッソンピーノンと対戦。試合は延長4Rまでもつれ込み、アラゾフの判定負けに終わった。

2016年6月24日、Monte-Carlo Fighting Mastersにおいて、2014年のK-1 World Max優勝者であるエンリコ・ケールと対戦。結果はアラゾフの5RKO勝ち。

2017年6月18日、K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント~に参戦。1回戦で中島弘貴にKO勝ち。準決勝でジョーダン・ピケオーにKO勝ち。決勝で城戸康裕に判定勝ち。第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者となった。

2018年3月21日、K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K'FESTA.1~に参戦。K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチにおいて、アラゾフは日菜太の挑戦を受けた。結果はアラゾフの2RKO勝ち[1]

2018年7月14日、Bellator Kickboxingに参戦。K-1 WORLD MAX 2009・2010王者であるジョルジオ・ペトロシアンとBellator Kickboxing ライト級(-70kg)タイトルマッチで対戦した。結果はアラゾフの判定負け。

2021年4月8日、ONE on TNT 1にてONE Championshipに初参戦するも、エンリコ・ケールに僅差のスプリットで判定負け。しかし、敗北したにもかかわらず見事な一進一退の攻防を評価され、この試合はパフォーマンスオブザイヤーに選ばれた。

2021年10月15日、ONE FIRST STRIKEで行われたONE Championshipフェザー級キック世界GPの準々決勝において、サミー・サナに1R39秒でKO勝ちを収め、準決勝に進出した。

2022年1月28日、ONE ONLY THE BRAVEで行われたONE Championshipフェザー級キック世界GP準決勝において、ジョー・ナタウットに1R1分55秒でKO勝ち。決勝に進出した。

2022年3月26日、ONE Xで、ONE Championshipフェザー級キック世界GPの決勝戦において、シッティチャイ・シッソンピーノンと対戦し、判定3-0で勝利。GP優勝を果たした。

2022年10月1日、ONE ON PRIME VIDEO 2で、ONEフェザー級キックボクシング王者のスーパーボンと対戦予定だったが、練習中に負傷し、欠場となった。

2023年1月14日、ONE Fight Night6で これまで2度のタイトルマッチが延期になっていた王者スーパーボンとついに対戦。2Rに3度のダウンを奪い、1分3秒でKO勝利。第2代ONEフェザー級王者に輝いた。

2023年8月5日、ONE: Fight Night 13のメインイベントでマラット・グレゴリアンとキックボクシング世界フェザー級タイトルマッチを行い、3-0の判定勝ちを収め王座の初防衛に成功した。

ONEとのトラブル

2024年2月、アラゾフが「ONEとの契約を解除する予定だ」「私達はこの団体の契約が気に入らない。金の問題じゃないんだ」とONEへの不満を複数語ると共に、ONE離脱を示唆。すると、すぐさまONE側は「アラゾフは2026年12月まで契約が続く。我々ONEはアラゾフと早期契約終了することはない」と、まだ3年近く契約が続くという声明を出した。同時にONEは「我々は世界中どこにおいても法的処置を取る」とアラゾフや周りに警告をした[2][3][4][5]

2024年6月、4ヶ月経つも、アラゾフが「ONEとの契約の解消方法を模索している」と話し、事態が変わっていないことを認めた。その中では、「4月に他の2選手による暫定王座戦が行われた際に、私はONEをやめて正規タイトルを手放すから2人の試合はこのベルトを賭けた正規王座戦にしてくれ、とONEに伝えたが、ダメだと言われた」という事も話している。さらにアラゾフは「私とONEは同じ道を歩んでいない」と強調するなど、変わらず泥沼の状況は続いた[6][7]

2024年8月、アラゾフが改めて複数メディアで、「ONEで戦うのはもう終わり。本当です。」「この前、ONEから新しい契約を提示されたが『嫌だ』と言って断った」などと話し、タイトルを返上したことを明かした。一方でONE側はアラゾフからまだタイトルを剥奪しておらずONE離脱も正式に認めていない[7]

戦績

キックボクシング

キックボクシング 戦績
61 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
56 35 23 0 0 1
5 0 5 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
マラット・グレゴリアン 5R 判定 3-0 ONE Fight Night 13: Allazov vs. Grigorian
【ONEキックボクシング世界フェザー級タイトルマッチ】
2023年8月4日
スーパーボン 2R 1:03 KO (右ストレート) ONE Fight Night 6: superbon vs. Allazov
【ONEキックボクシング世界フェザー級タイトルマッチ】
2023年1月14日
シッティチャイ・シッソンピーノン ユノニマス判定 ONE X 2022年5月28日
ジョー・ナタウット 1R 1:55 KO (左フック) ONE ONLY THE BRAVE 2022年1月28日
サミー・サナ 1R 0:39 KO (左ボディーフック) ONE First Strike 2021年10月15日
× エンリコ・ケール 5分3R終了 判定1-2 ONE ON TNT I 2021年4月8日
× ジョルジオ・ペトロシアン 5R終了 判定0-3 Bellator kickboxing 10 2018年7月14日
日菜太 2R 0:23 KO (左フック) K-1 WORLD GP スーパー・ウェルター級タイトルマッチ 2018年3月21日
城戸康裕 3分3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2017 JAPAN〜第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・決勝戦〜 2017年6月18日
ジョーダン・ピケオー 1R 1:17 KO (右フック) K-1 WORLD GP 2017 JAPAN〜第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・準決勝戦〜 2017年6月18日
中島弘貴 2R 1:41 KO (左アッパー) K-1 WORLD GP 2017 JAPAN〜第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・1回戦〜 2017年6月18日

獲得タイトル

  • 第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座(2017年)
  • ONE Championship フェザー級キック世界グランプリ 優勝(2022年)
  • 第2代ONEキックボクシング世界フェザー級王座(2023年)

脚注 

  1. ^ K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K'FESTA.1~ 結果
  2. ^ “Chingiz Allazov Plans To Terminate Contract with ONE” (英語). Beyond Kickboxing - The Home of Kickboxing. 2024年8月28日閲覧。
  3. ^ “X(旧Twitter)『(ONEは、)アラゾフ離脱を一蹴して「一緒に問題を解決する」とやんわりとした表現したのに加えて「世界中どこでも法的処置を取る」とも言ってるから間違いなくもめてはいるなこれ笑。まあ簡単に辞めれたらONEじゃないですよね』”. X(旧Twitter). 2024年8月27日閲覧。
  4. ^ “X「ONE上層部はチンギス・アラゾフとの契約は2026年12月まで残ってるとし「問題の解決に取り組む」と言う一方「世界中どこでも法的処置を取る」と訴訟を仄めかす 「パンパヤックらと同じくChatori jail(チャトリ牢獄)にアラゾフも投獄された」と海外ファンに悲しまれてる。日本も矢吹満K-1牢獄があるけど」”. X(旧Twitter). 2024年8月26日閲覧。
  5. ^ “【ONE】チンギス・アラゾフの契約解除報道、ONE関係者は否定 契約は26年までと強調「必要に応じて法的処置を」”. ENCOUNT. 2024年8月28日閲覧。
  6. ^ “Chingiz Allazov & ONE Still on Troubled Path” (英語). Beyond Kickboxing - The Home of Kickboxing. 2024年8月28日閲覧。
  7. ^ a b “Exclusive: Chingiz Allazov To Vacate Kickboxing World Title: "I’m Done Fighting In ONE Championship"” (英語). www.lowkickmma.com (2024年8月26日). 2024年8月28日閲覧。

外部リンク

  • K-1 選手データ
空位
前タイトル獲得者
マラット・グレゴリアン
第2代K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者

2017年6月18日 - 2019年1月18日(返上)

空位
次タイトル獲得者
木村"フィリップ"ミノル