チリ海嶺(チリかいれい、Chile Ridge)は太平洋南東部にある海嶺[1]。 チリ海膨 (Chile Rise) とも呼ばれる。概ね北西から南東方向に長さ約3,500km。ナスカプレートと南極プレートの境界にあたる。西端は東太平洋海嶺と交差する。チリ海溝との境界はチリ三重点として、地学的に特徴的な場所である。ここではチリ海嶺がペルー・チリ海溝に沈み込み、南アメリカプレート下に潜り込んでいる[2][3]。
脚注
- ^ GEBCO/NOAA gazetteer(地名辞典) > Chile Ridge
- ^ 海洋地球物理観測データに基づくチリ三重点のテクトニクス,松本剛・土井明日加・喜瀬慎一郎・阿部なつ江,第30回極域地学シンポジウム「極域から探る固体地球ダイナミクス」予稿集,2010年
- ^ 海嶺とトランスフォーム断層沈み込みによる海洋底変質作用とマントル交代作用:チリ沖三重点のケーススタディー 筑波大学大学院 生命環境科学研究科 地球進化科学専攻