ジョセフ・クック

ジョセフ・クック
Joseph Cook
基本情報
愛称 Joe
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1985-04-07) 1985年4月7日(39歳)
出身地 カリフォルニア州
キャリア情報
出身 カリフォルニア州立大学サクラメント校
指導者経歴
2013-2014
2014-2017
2017-2018
2018-2019
カナダの旗ブランプトン・エーズAC
日本の旗秋田ノーザンハピネッツAC
日本の旗山形ワイヴァンズEC
日本の旗三遠ネオフェニックスAHC

ジョー(Joe)ことジョセフ・クック(Joseph Cook、1985年4月7日 - )は、アメリカ合衆国のバスケットボール指導者。

2010年から3年間NBAサクラメント・キングスでビデオコーディネーターを 務めたのち、2013-14シーズン、NBLカナダブランプトン(英語版)でアシスタントコーチを務めた[1]

パスポートを更新するためにアメリカ領事館内で列に並んでいた際、ドウェイン・ケイシーがクックの真うしろにいて、そこで会話が始まったのがきっかけで秋田を紹介された[2]

2014年、bjリーグ秋田ノーザンハピネッツと契約しアシスタントコーチに就任したクックは、ヘッドコーチである長谷川誠を、主に攻撃面で補佐し[3]、秋田は2014-15シーズン2015-16シーズンと2シーズン連続でファイナルズに進出した。秋田の選手だったリチャード・ロビーは、クックが長谷川の指揮を助け、秋田にNBAのスタイルや考え方を持ち込んだと評価した[4]

bjリーグからBリーグとなった2016-17シーズン、秋田は1部リーグであるB1に所属したが、18チーム中15位となり、2部リーグであるB2に降格した。この年の契約満了をもってクックは秋田のコーチから退いた。

2017年7月、B2の山形ワイヴァンズと2年間の契約を結び、エグゼグティブ・コーチに就任した[3]。通常チームの指揮はヘッドコーチが執るが、Bリーグの規程ではヘッドコーチに就任するためには日本バスケットボール協会発行のコーチライセンスが必要であったため、山形はライセンスを所持する元鹿児島レブナイズアシスタントコーチ兼通訳の小関ライアン雄大をヘッドコーチに置き、その上位にあたるエグゼクティブコーチのクックが実質的な指揮を行う体制を採用した[3][5]

2018年3月、山形は戦績不振を理由としてクックとの契約を解除した[6]。2018年7月、三遠ネオフェニックスのアソシエイトヘッドコーチに就任[7]

2019年1月16日、大麻取締法違反の疑いで逮捕される。同日付で三遠ネオフェニックスはクックとの契約を解除した[8]


SNSを消去し、その後の消息は不明である。

ヘッドコーチ成績

NBAヘッドコーチ実績表略号説明
レギュラーシーズン G 試合数 W 勝利数 L 敗戦数 W–L % レギュラーシーズン勝率
ポストシーズン PG 試合数 PW 勝利数 PL 敗戦数 PW–L % プレイオフ勝率
チーム シーズン G W L W–L% シーズン結果 PG PW PL PW–L% 最終結果
山形 2017-18 46 19 27 .413 解雇 - - - -

参考資料

  1. ^ Drew Ebanks (2014年9月3日). “Brampton A’s Assistant Joe Cook Lands Coaching Job in Top Asian League”. 2017年7月31日閲覧。
  2. ^ “第7回 山形ワイヴァンズ・エクゼクティブコーチ / ジョセフ・クック” (2019年1月16日). 2019年1月16日閲覧。
  3. ^ a b c 須貝徹 (2017年7月4日). “【Bリーグ】山形の新設ECに前秋田のクック氏、新HCの小関氏と2トップ体制”. スポーツ報知. https://web.archive.org/web/20170707035725/http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20170704-OHT1T50227.html 2017年7月31日閲覧。 
  4. ^ Ed Odeven (2016年5月12日). “Final Four to bring curtain down on league”. ジャパンタイムズ. http://www.japantimes.co.jp/sports/2016/05/12/basketball/bj-league/final-four-bring-curtain-league/ 2017年7月31日閲覧。 
  5. ^ “山形ワイヴァンズB1昇格へクック・コーチ全権指揮”. 日刊スポーツ. (2017年7月5日). https://www.nikkansports.com/sports/news/1850450.html 2017年7月31日閲覧。 
  6. ^ “ジョセフ・クックEC契約解除及び石川裕一AC復帰のお知らせ” (2018年3月27日). 2018年3月27日閲覧。
  7. ^ “2018-19シーズン スタッフ体制決定のお知らせ” (2018年7月3日). 2018年7月3日閲覧。
  8. ^ “ジョセフ・クックAHC 契約解除のお知らせ” (2019年1月16日). 2019年1月16日閲覧。
パスラボ山形ワイヴァンズ歴代HC
Bリーグヘッドコーチ 2024-25
B1
東地区 中地区 西地区
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落合嘉郎仙台
前田顕蔵秋田
クリス・ホルム茨城
ケビン・ブラスウェル宇都宮
カイル・ミリング群馬
安齋竜三越谷
トレヴァー・グリーソン(英語版)千葉J
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ロネン・ギンズブルグ(英語版)川崎
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ショーン・デニス名古屋D
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ポール・ヘナレ島根
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桶谷大琉球
B2
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伊佐勉福井
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小野秀二奈良
保田尭之愛媛
浜口炎福岡
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フェルナンド・カレロ・ヒル(スペイン語版)鹿児島