ザゴラ

ザゴラ
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2007年3月13日(17歳)
Green Tune
Zaneton
母の父 Mtoto
生国 フランスの旗 フランス
生産者 E.Puerari & Oceanic Bloodstock
馬主 Martins S. Schwartz
調教師 Jean-Claude Rouget(フランスの旗 フランス)
→Chad C Brown(アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
競走成績
生涯成績 22戦10勝
勝ち鞍
GI ダイアナステークス 2011年
GI BCフィリー&メアターフ 2012年
GII ボールトンスパステークス 2012年
GIII ヴァントー賞 2010年
GIII プシケ賞 2010年
GIII エンデヴァーステークス 2012年
GIII ヒルズボローステークス 2012年
GIII ギャロレットハンデキャップ 2012年
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ザゴラ(Zagora[1])とは、フランス生産・フランスとアメリカで調教されていた競走馬である。主な勝ち鞍は、2011年のダイアナステークス、2012年のBCフィリー&メアターフ

戦績

2歳時(2009年)

8月にドーヴィル競馬場で行われた未勝利戦でデビュー勝ちを飾る[2]。次走の一般競走を連勝して挑んだGIIIレゼルヴォワール賞は4着に敗れて2歳シーズンを終えた。

3歳時(2010年)

4月にサンクルー競馬場で行われたリステッド競走を2着した後、GIIIヴァントー賞を勝利して重賞初制覇を飾る[3]。しかし、GI初挑戦となった次走の仏オークスではスタセリタの5着に敗れた。次走のGIIIプシケ賞は勝利したものの[4]、続くGIIIノネット賞を3着、アメリカへ遠征して挑んだクイーンエリザベス2世チャレンジカップステークスでは2着に惜敗した。フランス在籍時代は計9戦4勝の成績を残して、アメリカへ移籍した。

4歳時(2011年)

移籍後の初戦となった3月のGIIIヒルズボローステークスで2着に入るとその後は重賞戦線で惜敗が続いていたが、7月のGIダイアナステークスでは直線残り200mで先頭に立つとリードを保ったままゴールし、初のGIタイトルを獲得した[5][6]。しかし、次走のカナディアンステークスは7着に敗れ、4歳シーズンを終えた。

5歳時(2012年)

始動戦のGIIIエンデヴァーステークスを勝利すると[7]、前年度2着に敗れていたヒルズボローステークスも連勝する[8]。しかし、連勝の勢いで挑んだGIジェニーワイリーステークスでは5着に敗れる。続くGIIIギャロレットハンデキャップは勝利するも[9]、連覇をかけて挑んだダイアナステークスでは3着に敗れた。次走のGIIボールトンスパステークスでは勝利をおさめるが[10]、GIフラワーボウル招待ステークスでは2着に惜敗し、なかなかGIレースで勝ちきれずにいた。しかし、次走のBCフィリー&メアターフでは最後の直線で外から先頭を差し切り、ザフューグら欧州勢を退けてGI2勝目を挙げ[11][12]、このレースを最後に現役を引退した。翌2013年のエクリプス賞授賞式では、GI勝利を含む年間8戦5勝の成績が評価され、最優秀芝牝馬部門に選出された[13]

血統表

ザゴラ血統 (血統表の出典)
父系 ニジンスキー系

Green Tune

1991 栗毛

父の父
Green Dancer

1972 鹿毛

Nijinsky

1967

Northern Dancer
Flaming Page
green Valley

1967

ヴァルドロワール
Sky Pola
父の母
Soundings

1983 鹿毛

Mr.Prospector

1970

Raise a Native
Gold Digger
Ocean's Answer Northern Answer
South Ocean

Zaneton

2001 青鹿毛

Mtoto

1983 鹿毛

Busted

1963

Crepello
Sans le Sou
Amazer

1967

Mincio
Alzara
母の母
Party Zane

1996 鹿毛

Zafonic

1990

Gone West
Zaizafon
Party Doll

1986

Be My Guest
Midnight lady
母系(F-No.) 16号族(FN:16)
5代内の近親交配 Mr.Prospector3×5=15.63%、Northern Dancer4×5×5=12.50%


脚注

  1. ^ “Zagora | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月13日閲覧。
  2. ^ “Full Result 1.25 Deauville (FR) | 7 August 2009 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月13日閲覧。
  3. ^ “Full Result 1.35 Longchamp (FR) | 2 May 2010 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月13日閲覧。
  4. ^ “Full Result 5.10 Deauville (FR) | 31 July 2010 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月13日閲覧。
  5. ^ “Full Result 10.12 Saratoga (USA) | 30 July 2011 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月13日閲覧。
  6. ^ “フランスからの移籍馬ザゴラ、惜敗に終止符を打ってG1勝ち”. 競馬ブック. 2024年7月13日閲覧。
  7. ^ “Full Result 9.40 Tampa Bay Downs (USA) | 4 February 2012 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月13日閲覧。
  8. ^ “Full Result 9.58 Tampa Bay Downs (USA) | 10 March 2012 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月13日閲覧。
  9. ^ “Full Result 4.30 Pimlico (USA) | 19 May 2012 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月13日閲覧。
  10. ^ “Full Result 9.05 Saratoga (USA) | 25 August 2012 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月13日閲覧。
  11. ^ “Full Result 10.48 Santa Anita (USA) | 2 November 2012 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月13日閲覧。
  12. ^ “2012 Filly & Mare Turf” (英語). breederscup.com. 2024年7月13日閲覧。
  13. ^ “Zagora Named Champion Female Turf Horse”. www.bloodhorse.com. BLOODHORSE. 2024年7月13日閲覧。

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
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01回(1999年) アメリカ合衆国の旗 ソアリングソフトリー
02回(2000年) アメリカ合衆国の旗 パーフェクトスティング
03回(2001年) フランスの旗 バンクスヒル
04回(2002年) アメリカ合衆国の旗 スタリーン
05回(2003年) イギリスの旗 イズリントン
06回(2004年) イギリスの旗 ウィジャボード
07回(2005年) アメリカ合衆国の旗 インターコンティネンタル
08回(2006年) イギリスの旗 ウィジャボード
09回(2007年) アメリカ合衆国の旗 ラフドゥード

第10回(2008年) アメリカ合衆国の旗 フォーエバートゥギャザー
第11回(2009年) イギリスの旗 ミッデイ
第12回(2010年) アメリカ合衆国の旗 シェアードアカウント
第13回(2011年) カナダの旗 パーフェクトシール
第14回(2012年) アメリカ合衆国の旗 ザゴラ
第15回(2013年) イギリスの旗 ダンク
第16回(2014年) アメリカ合衆国の旗 デイアットザスパ
第17回(2015年) アメリカ合衆国の旗 ステファニーズキトゥン
第18回(2016年) イギリスの旗 クイーンズトラスト

第19回(2017年) イギリスの旗 ウハイダ
第20回(2018年) アメリカ合衆国の旗 シスターチャーリー
第21回(2019年) アイルランドの旗 イリデッサ
第22回(2020年) イギリスの旗 アウダーリャ
第23回(2021年) 日本の旗 ラヴズオンリーユー
第24回(2022年) アイルランドの旗 チューズデー
第25回(2023年) イギリスの旗 インスパイラル