サゴ・ニューマテリアルギターズ

サゴ・ニューマテリアルギターズ
Sago New Material Guitars
種類 非公開
本社所在地 日本の旗 日本
660-0054
兵庫県尼崎市西立花町4丁目15-8
設立 2004年
業種 製造業:その他の製品
法人番号 7140001123754 ウィキデータを編集
事業内容 ギターおよび関連製品などの製造
代表者 代表取締役社長 高山賢
資本金 300万円
従業員数 6名
外部リンク 公式サイト
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サゴ・ニューマテリアルギターズSago New Material Guitars)は、兵庫県尼崎市に本社を置く日本のギターメーカー。

自社ブランドとして「Sago」(ハイエンド・ブランド)、「Seed」「Stem」(廉価ブランド)の3つを持つ。

概要

ギターの修理工として活動していた高山賢が2004年に設立。当初は高山がひとりで全ての業務をこなしていた。2009年にサーモウッド処理(下記参照)を施したギターを東京の楽器フェアに出展したことで業界からの注目度が高まり、現在では多数のミュージシャンに使用されている。

ほとんどの製品にサーモウッドを使用しているが、オーダーメイドではサーモウッドでない木材も使用できる。創業当初はオリジナルモデルの楽器のみを製造・販売していたが、「サーモウッドと通常の木材の違いを知りたい」との要望が相次いだため、「Classic Style」と称したFender系ギター・ベースのコピーモデルの製造・販売も行っている。

Sago製品の特徴

サーモウッド

木材を無酸素状態・200℃以上の高温で乾燥させた「サーモウッド」を、2009年よりほとんどの商品に使用している。もともとこの処理方法はフィンランドでサウナルーム建築のために考案されたもので、サーモウッドを楽器に使用したのはSagoが世界初である。

この処理を施すことで木材に経年変化のような現象が起こり、新品でありながら長年弾き込んだビンテージ楽器のような独特の弾き心地が得られる。寒暖差や湿度変化にも強く、実際に試作段階のサーモウッド・ギターをツアーで使用した足立祐二(Dead End)は、「夏場には60℃にもなる機材車から25℃のステージへ、ステージが始まればスポットライト熱で40℃にも達するというタフな環境で、寸法も結構安定している」と語っている[1]。また木材中の余分な水分やヤニ成分が飛ぶため、通常の木材と比べ5~15%程度の軽量化もはかることができる[2]

欠点としては「出音のアタック成分が若干減少し、全体的に音が丸くなること」[3]、および「衝撃に弱くなること」が挙げられる。このため転倒などによる破損に注意する必要がある。

ピックアップ

自社で「L(x)」というピックアップ・ブランドをプロデュースしている。本社の工房で制作している「L(x)」シリーズは主にSagoブランドの製品に、海外の協力工場で製造している「L(x)-Lite」シリーズはSeed・Stemブランドの製品に搭載されている。

使用アーティスト

ギター

ベース

注釈・出典

  1. ^ ギター博士と往く:Sago訪問インタビュー!!エレキギターの総合情報サイト「エレキギター博士」(2015年9月11日)2021年10月4日閲覧。
  2. ^ Sago New Material Guitars のベースの特徴、ラインナップ、サーモウッドについてGeek IN Box(2017年8月24日)2021年10月4日閲覧。
  3. ^ サーモウッドのあれこれSago公式ブログ(2019年6月6日)2021年10月4日閲覧。

外部リンク

  • Sago New Material Guitars 公式サイト
  • Sago Official (@Sago_nmg) - X(旧Twitter)
  • Sago guitar - YouTubeチャンネル