コキンバイ
コキンバイ | |||||||||||||||||||||||||||
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福島県会津地方 2013年6月 | |||||||||||||||||||||||||||
分類(クロンキスト体系) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Geum ternatum (Stephan) Smedmark[1] | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||
コキンバイ(小金梅) |
ウィキメディア・コモンズには、コキンバイに関連するメディアがあります。
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コキンバイ(小金梅、学名:Geum ternatum)はバラ科ダイコンソウ属[1][3]の多年草。別名、エゾキンバイ[1]。同科コキンバイ属- Waldsteinia Willd. に分類される場合がある[1][4][5]。
特徴
地中で細い根茎がはい、伸長する。葉は根茎の先端から長さ5-10cmになる葉柄を出し、先に3出複葉をつける。頂小葉は長さ2-3cmの菱状倒卵形で浅く3裂し、縁は欠刻と鋸歯があり、側小葉はゆがんだ卵型になる。葉の両面に毛がある[3][4]。葉柄の基部となる根茎の先端に革質の托葉があり、鱗片状になり、後にも残る[5]。
花期は5-6月。根茎の先端から花茎が伸び、高さは10-20cmになり、しばしば分枝し、先端に黄色の花をつける。花茎には苞葉が数個つく。花弁は5個で平開し、花の径は2cmになる。萼裂片は5個で披針形、副萼片は5個で萼裂片より小さい。雄蕊は多数。花柱は5個内外。果実は痩果で倒卵形となり、長さ3-4mmで白毛が多い[4][5]。
分布と生育環境
日本では、北海道、本州中部地方以北に分布し[3]、山地のブナ帯より高い森林の開いた土地に生育する[5]。世界では、朝鮮、樺太、中国東北部、ウスリー、アムール、シベリア東部に分布する[4]。
和名の由来
キンポウゲ科のキンバイソウ(金梅草)に似て、小型であることから、コキンバイ (小金梅)という[5]。
脚注
[脚注の使い方]
- ^ a b c d コキンバイ「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- ^ コキンバイ「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- ^ a b c 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.340
- ^ a b c d 『日本の野生植物 草本II 離弁花類』p.173, p.181
- ^ a b c d e 『新牧野日本植物圖鑑』p.293
参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本II 離弁花類』、1982年、平凡社
- 牧野富太郎原著、大橋広好・邑田仁・岩槻邦男編『新牧野日本植物圖鑑』、2008年、北隆館
- 門田裕一監修、永田芳男写真、畔上能力編『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』、2013年、山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
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