ウーマンズ・ビート ドラマスペシャル〜溺れる人〜
この項目では、テレビドラマについて説明しています。映画については「溺れる人」をご覧ください。 |
溺れる人 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 藤崎麻里『溺れる人』 |
脚本 | 井上由美子 |
演出 | 雨宮望 |
出演者 | 篠原涼子 西島秀俊 室井滋 布施博 泉谷しげる 前田吟 栗原小巻 |
音楽 | 糸川玲子 |
製作 | |
プロデューサー | 前田伸一郎 荻野哲弘 |
制作 | 日本テレビ |
放送 | |
放送チャンネル | 日本テレビ系列 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2005年3月1日 |
放送時間 | 火曜 21:00 - 22:54 |
放送分 | 114分 |
回数 | 1 |
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『溺れる人』(おぼれるひと)は、2005年3月1日21:00 - 22:54に、日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ。原作者のアルコール依存症との壮絶な闘いの記録に基づいて描いた作品。視聴率20.3%。主演は篠原涼子。
第31回放送文化基金賞テレビドラマ部門優秀賞を受賞、主演の篠原涼子は本作品での演技が高く評価され演技賞を受賞した。
概要
原作は自身のアルコール依存症との壮絶な闘いの記録を描いた藤崎麻里著の『溺れる人』。大賞作がドラマ化される読売・日本テレビ「ウーマンズ・ビート大賞」の第三回において大賞を受賞し、テレビドラマ化された。
アルコール依存症を克服すべく病と闘う女性、そしてその家族の姿を描く。主人公は、東京の一流大学を卒業した31歳の一児の母。この主人公が、結婚5年目にして、夫の協力で断酒を決意する。果たして、アルコール依存症の実態とは、禁断症状の地獄の状況とは―。 この作品は、“人間関係の病”と言われるアルコール依存症と闘う主人公の姿を通して、夫婦とは何か、家族とは何かを問いかけるドラマである。
あらすじ
麻里(篠原涼子)が高校の2年先輩の誠治(西島秀俊)と結婚したのは、26歳の時。東京の一流大学を卒業し会社員として勤め、ピアノの才能にも恵まれていた麻里は、故郷・長野県松本市に帰り、路線バスの運転手・誠治と結婚。娘にも恵まれ幸せな生活を送っていた。ところが結婚後、誠治は麻里の異常な嗜好が気になりだした。かなりの酒好きだと気付いてはいたが、それが最近、家にあればあるだけ酒を飲み、酔って人格まで変わるようになったのだ。翌日になると、酔いが覚めた麻里は前夜の醜態を誠治に注意されるとしおらしく反省する。しかし、麻里が酒を飲まない日はほとんどなく、トイレや天井裏などに酒を隠して見つからないように飲んだり、ゴミ集積所を漁ったり、万引きしてまで酒を手に入れようとしていく。そうして麻里は、自らの意志で閉鎖病棟に入る決意をする。
キャスト
- 水沢 麻里 - 篠原涼子
- アルコール依存症という病と闘う主婦。一児の母。
- 水沢 誠治 - 西島秀俊
- 麻里の夫。路線バスの運転手。悩みながらも麻里がアルコール依存症を克服できるよう協力する。
- 吉村 加寿子 - 室井滋
- 精神科医。麻里の主治医。
- 森原主任 - 布施博
- 誠治の先輩。
- メンタルクリニック・患者 - 泉谷しげる
- お酒に溺れ、大切な家族を失ってしまう。
- 渡会 耕作 - 前田吟
- 麻里の父親。
- 渡会 文絵 - 栗原小巻
- 麻里の母親。麻里を溺愛し、過剰な期待を懸けて育ててきた。
スタッフ
- 原作:藤崎麻里『溺れる人』(中央公論新社刊)
- 脚本:井上由美子
- 演出:雨宮望
- 音楽:糸川玲子
- 主題歌:竹内まりや
- プロデューサー:前田伸一郎、荻野哲弘
- 制作協力:日本テレビエンタープライズ
- 製作著作:日本テレビ
受賞
外部リンク
- 溺れる人 - 日本テレビ - ウェイバックマシン(2005年12月31日アーカイブ分)