アディティヤ・ダール

アディティヤ・ダール Aditya Dhar
アディティヤ・ダール（2019年）
生年月日	(1983-03-12) 1983年 3月12日（41歳）
出生地	インドニューデリー
職業	映画監督、脚本家
配偶者	ヤミー・ガウタム（2021年-現在）
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アディティヤ・ダール（Aditya Dhar、1983年 3月12日^[1] - ）は、インドの映画監督、脚本家。

キャリア

デリー大学芸術音楽部の学部長だった母の影響を受けて育ち、映画業界に興味を抱くようになった^[2]。青年期に演劇活動に参加したダールは、そこで監督が作品の様々な部分に影響を持つ多面的な存在であることを学んだ^[2]。彼はボリウッドで活動しており、これまでに『カブール・エクスプレス』『テーズ:スピード（英語版）』『Aakrosh』『Haal-e-Dil』などで作詞家、脚本家として製作に参加していた^[3]。

ダールはファワード・カーン（英語版）とカトリーナ・カイフを主演に起用した監督デビュー作『Raat Baaki』の製作に取り掛かったが、製作中に発生した2016年ウリ襲撃事件（英語版）を受けてインド映画製作者協会がパキスタン人俳優の起用を禁止したため、パキスタン人のファワード・カーンを起用した『Raat Baaki』の製作は白紙となった^[2]^[4]。この直後にインド陸軍が報復として攻撃を実行したことを知り、一連の経緯を題材にした映画製作を企画する。彼は友人のジャーナリストや陸軍退役将校への取材を通して資料を集め、2019年に『URI/サージカル・ストライク』で監督デビューした^[4]。同作は興行収入34億ルピーを記録するヒット作となり^[5]、ダールは国家映画賞監督賞とフィルムフェア賞新人監督賞を受賞した^[6]^[7]。

フィルモグラフィー

カブール・エクスプレス（2008年） - 作詞
Haal-e-Dil（2008年） - 作詞
One Two Three（2008年） - 作詞
Daddy Cool（2009年）
Aakrosh（2010年） - 台詞脚本
テーズ:スピード（英語版）（2012年） - 台詞脚本
URI/サージカル・ストライク（2019年） - 監督、脚本

受賞歴

国家映画賞監督賞：『URI/サージカル・ストライク』（2019年）
スター・スクリーン・アワード有望監督賞：『URI/サージカル・ストライク』（2019年）^[8]
フィルムフェア賞新人監督賞：『URI/サージカル・ストライク』（2020年）
ジー・シネ・アワード有望監督賞（英語版）：『URI/サージカル・ストライク』（2020年）^[9]

出典

^ “Aditya Dhar profile on Times f India”. Times of India. 26 January 2019閲覧。
^ ^a ^b ^c “JOSH IS HIGH FOR URI DIRECTOR ADITYA DHAR”. The Indian Weekly. 2020年6月8日閲覧。
^ “Uri was one story that had to be told: Director Aditya Dhar”. Indian Express. 2020年6月8日閲覧。
^ ^a ^b “Uri Director Aditya Dhar: I was Always Interested in the Army, I Knew I Had to Tell This Story”. news18. 2020年6月8日閲覧。
^ “Uri Box Office Collection till Now - Bollywood Hungama”. Bollywood Hungama. 7 April 2019閲覧。
^ “National Film Awards: Vicky Kaushal And Ayushmann Khurrana Share Best Actor”. NDTV. 2019年8月9日閲覧。
^ “Filmfare Awards 2020 winners list: Gully Boy makes history, wins 13 awards including Best Film, Actor and Actress”. Firstpost. 2020年2月16日閲覧。
^ “Winners of Star Screen Awards 2019”. ボリウッド・ハンガマ. 2020年6月10日閲覧。
^ “Winners - Zee Cine Awards 2020”. ジー・シネ・アワード. 2020年6月10日閲覧。

外部リンク

Aditya Dhar - IMDb（英語）
Aditya Dhar (@adityadharfilms) - X（旧Twitter）

表話編歴国家映画賞監督賞
1967-1980年	サタジット・レイ (1967) サタジット・レイ (1968) ムリナール・セーン (1969) サタジット・レイ (1970) B・V・カラント & ギリシュ・カルナド (1971) アドゥール・ゴーパーラクリシュナン (1972) マニ・カウル (1973) サタジット・レイ (1974) サタジット・レイ (1975) P・ランケシュ (1976) ゴーヴィンダン・アラヴィンダン (1977) ゴーヴィンダン・アラヴィンダン (1978) ムリナール・セーン (1979) ムリナール・セーン (1980)
1981-2000年	アパルナ・セン (1981) ウトパレンドゥ・チャクラバルティー (1982) ムリナール・セーン (1983) アドゥール・ゴーパーラクリシュナン (1984) シャーム・ベネガル (1985) ゴーヴィンダン・アラヴィンダン (1986) アドゥール・ゴーパーラクリシュナン (1987) シャジ・N・カルン (1988) アドゥール・ゴーパーラクリシュナン (1989) タパン・シンハー (1990) サタジット・レイ (1991) ゴータム・ゴース (1992) T・V・チャンドラン (1993) ジャヌ・バルア (1994) サイード・アクタル・ミルザ (1995) アガティヤン (1996) ジャヤラージ (1997) ラジーヴナート (1998) ブッダデーブ・ダースグプタ (1999) リトゥポルノ・ゴーシュ (2000)
2001-2020年	B・レニン (2001) アパルナ・セン (2002) ゴータム・ゴース (2003) ブッダデーブ・ダースグプタ (2004) ラーフル・ドラキア (2005) マドゥール・バンダルカル (2006) アドゥール・ゴーパーラクリシュナン (2007) バーラ (2008) リトゥポルノ・ゴーシュ (2009) ヴェトリマーラン (2010) グルヴィンダル・シン (2011) シヴァージ・ロータン・パティル (2012) ハンサル・メータ (2013) シュリジート・ムカルジー (2014) サンジャイ・リーラー・バンサーリー (2015) ラジェシュ・マプスカル (2016) ジャヤラージ (2017) アディティヤ・ダール (2018) サンジャイ・プラン・シン・チャウハン (2019) サシー (2020)
2021-2040年	ニキル・マハジャン (2021)

表話編歴国際インド映画アカデミー賞監督賞
2000年代	サンジャイ・リーラー・バンサーリー (2000) ラケシュ・ローシャン（英語版） (2001) アシュトーシュ・ゴーワリケール (2002) サンジャイ・リーラー・バンサーリー (2003) ラケシュ・ローシャン（英語版） (2004) ヤシュ・チョープラー（英語版） (2005) サンジャイ・リーラー・バンサーリー (2006) ラージクマール・ヒラーニ (2007) シミット・アミン (2008) アシュトーシュ・ゴーワリケール (2009)
2010年代	ラージクマール・ヒラーニ (2010) カラン・ジョーハル (2011) ゾーヤー・アクタル (2012) アヌラーグ・バス（英語版） (2013) ラケーシュ・オームプラカーシュ・メーラ（英語版） (2014) ラージクマール・ヒラーニ (2015) サンジャイ・リーラー・バンサーリー (2016) アニルッダー・ロイ・チョーダリー（英語版） (2017) サケート・チョードリー（英語版） (2018) シュリラーム・ラガヴァン (2019)
2020年代	受賞者なし (2020) アディティヤ・ダール (2021) ヴィシュヌヴァルダン (2022) R・マーダヴァン（英語版） (2023)